2010年5月14日

家作りのコンセプト

左は二年半を経てだいぶん色がついてきた階段手すりと柱の写真です。
昨夜父ちゃんと家の中を見渡しながら、「本当にカラマツは生き物だね」としみじみと語り合いました。何十年も経つともっと飴色になって古民家風になるのかなあ・・他のカラマツ住宅に住まわれて何年も経っているお宅(新築ではなくてね)
を見てみたいなあ・・と時々思います。

先日水野建設の完成現場見学会がありましたが、そのお宅は一階フローリングに「クリ」、2階には「カラマツ」、浴室に「ヒノキ」を使っていらっしゃるそうですね。どんな仕上がりになったのか見てみたいなあ・・と思っていたのですが、お邪魔になるので外観だけちら見して立ち去った我が家でした・・いつかHPに完成した内観も載せてくださいね。楽しみにしています!


さて、久々に建設会社のブログらしいことを綴りたくなったので「家作りのコンセプト」なんてタイトルをつけてみました。

我が家が家作りを考えていたとき、私は図書館でたくさんの家作り関連の本を借りてきては読み漁っていました。それがなかなかにおもしろいんですね・・で、その中で私なりに理解した家作りで大事なことをここに書かせていただき、これから家作りを考えている方の参考になればなと思います。

「家は25年周期で役目が変わる」
 1期:子育ての家・・お母さんが家事をしながら子供に目が行き届く、家事導線を効率的なものにする   
            ことが基本。最近では「蔭山メソッド」に沿った家を提案している某有名ハウスメー       
            もありますね。蔭山メソッドの家は開放的な空間で子供に目が行き届くこと、階段
            はリビングに、自然素材を使うこと・・らしいです。
2期:夫婦二人の家:子育てが終わり、夫婦二人世帯が住まう家です。まさに趣味を追求した家になる        
            でしょう。
3期:介護の家:夫婦共に歳をとって足腰が弱り、バリアフリーや手すり、寝室に近いトイレなどが必要
          になります。近年は子世帯との同居は少なくなっており、可能な限り自分たちだけで暮 
          らしていくために住宅にも一工夫が必要になります。

つまり、若い世代が家を建てたら、2回住宅の仕様を変える必要があるということになります。よく在来工法は改築がしやすいといわれますが、家の強度を支える柱に影響のない形で壁をレイアウトしなおすことで容易に住宅の仕様を変えることができます。2×4工法は壁のパネルで家の強度を支えるため、改築ができないわけではないけれど、家の強度のバランスが崩れやすいといわれています。

水野建設さんは在来工法、自然素材の家、バリアフリーの家等上記の25年周期の家にとっては条件を満たした工務店といえると思います。
さらに、我が家の場合、一緒に住むはずだったばあちゃんのための「介護の家」と「子育ての家」両方の条件を満たしたかったので、家作りに対してはたくさん勉強したというわけです。

家作りにはまだまだたくさんの「大事なこと」がありますが、長くなってしまうので今回はこのくらいにしておきたいと思います。

さあ、これから家を建てるみなさんはどのような家作りをされますか?