2010年4月11日

味噌作り再び




右:味噌団子を手に持って
左:団子を叩きつけるようにして樽に漬け込む
今年も友達一家と一緒に味噌を作りました。本当は寒仕込みといって12~2月頃に仕込むのが雑菌が繁殖しないおいしい味噌にしあがるのですが、今年は忙しくて4月に入ってからの仕込みになってしまいました。我が家の亡くなったばあちゃんが5月頃まで作れるよと言っていたので大丈夫だと思います。
おおまかな味噌の作り方を紹介します。
<材料>
大豆            3kg
麹             3kg(我が家は麦麹1.5kg、米麹1.5kg)
塩             1.5kg
昆布            適量
種水(大豆を煮た煮汁) 約1kg 
(大豆:麹:塩=2:2:1で用意する)
<他に用意するもの>
漬物袋2枚  大鍋   大きなざる    
漬物樽  重石  ひも  焼酎かエタノール(漬物樽を消毒するため)
1.大豆は洗って1昼夜以上水に浸す。
2.浸水した水を使って豆を煮込む。最初30分くらいはアクが出るのですくって出す。アクがでなくなっ  てきたらふきこぼれない程度の弱火にして3~4時間時々かきまぜながら煮る。
3.豆が2本の指で挟んでつぶれる程度のやわらかさになったら火を止める。
  煮豆をざるにあけるとき煮汁を必要量とっておく(種水)。煮豆を冷ます。
4.麹がかたまっていたら、ほぐす。昆布は3cmほどに切る。塩は樽の上部にまぶす分をとっておく。
5.3の煮豆を漬物袋に入れてしばる。もう一重漬物袋をかぶせてから、足で踏んで豆をつぶす。
6.5に麹、塩、種水(煮汁)を入れて手で混ぜる。種水の量を増減しながら固さを調節する。
7.漬物樽は焼酎かエタノールを吹き付けて消毒しておく。漬物樽に袋をセットする。
8.6を両手で持てるくらいの大きさの団子にして樽に叩きつけるようにして漬け込む。途中で切った昆      布を入れる。
9.全部漬け込んだら、上部を平らにならして、全体に塩をまぶす。樽のふちには特に多めに塩をまぶす(ふちはカビが発生しやすいので)。漬物袋をひもで縛り、重石をする。
10.樽は日の当たらない風通しの良い場所に置く。
11.7月末の土用の頃に樽の中を開けてみてカビを取り除く。別の樽か漬物袋に8の要領で漬け直す。(発酵は上から下にすすむので、発酵を均一にするため上と下を逆転させて漬け直す)
12.冬がきたら食べられる。
文章にしたら難しいそうですが、何回もやっているうちに慣れます。昔はどの家庭でも「手前味噌」を作っていたので、今の人でも作れますよ。
今年は友人の勧めで煮豆を潰すのに、ミンチャーを使わずに漬物袋を二重にして足で踏んで潰すことにしました。子供たちは交代であったかい煮豆をふみふみ、潰れて豆の姿が見えなくなるまで楽しんでましたよ。

まがりくん天に召される







左:ふらいぱんまがりくん
中:首飾りまがりくん
下:サングラスまがりくん
3月31日の朝、我が家の愛猫「まがりくん」が持病の猫白血病が悪化して天に召されてしまいました。6歳でした。
いつもぼーっとして覇気のない猫でしたが、癒し系で家族はもちろん、我が家に来る人たちにも擦り寄ったり、膝の上に座ったりと、いろんな人に愛された猫でした。
子供園の卒園文集の「たからもの」の欄に「ねこのまがりくん」と書いた下の娘も当然ショックだったし、悲しかったのでしょうが、「天国に行ってもまがりくんはさっちんのともだちだよ!」ときっぱりと言ってました。お姉ちゃんは「まがりもばあちゃんのところに行っちゃった・・」と号泣でした。
「ぽんまが通信」の「まが」りくんは天国にいってしまいましたが、「ぽんた」は糖尿病ながらも元気に暮らしています。まがりくんのいなくなった悲しみを埋めるべく、彼女なりにがんばっています。
これからもまがりくんは天国から我が家を見守ってくれることでしょう。

2010年3月1日

オムロック




左:母、高さの限界に挑戦
右:娘たちも積んでみる。まがりくんもやってみたいの  
  かニャ? 
以前、瀬上製材所さんからカラマツフローリングのアンケートに答えたお礼としてオムロックを頂きました。早くにぽんまが通信に載せたかったのですが、遅くなってすみません。
このオムロックはカラマツ無垢材で丁寧に作られているため、手触りがとても良いし、万一赤ちゃんが口に入れても安心ですし、小さな子供の遊び道具としては最高だと思います。
瀬上製材所さんが地元の保育所に寄付なさった記事を見ましたが、園児のおもちゃとしては最高だと思います。
オムロックの遊び方は写真のように積み上げてもいいし、「ジェンガ」のように四本交互に10段ほど積んだものを順番にバランスを崩さないように1本ずつ抜いて遊ぶのも面白いです。いろんな作品集がオムロックの箱の中にあったので、挑戦してみたのですが、なかなかに難しかったです。
子供の遊びがDSやWiiなどのゲームに押されてしまって久しいですが(ちなみに我が家にはまだゲームがないので子供たちはブーブー文句たれてます・・)、オムロックのようなシンプルで、想像力を養いつつ(頭を使い)、手先を使う遊び道具は子供の発達に貢献度大だと思います。シュタイナー教育のドイツ製の木のおもちゃの値段はとてもお高くて(何万円もするんですよ!)、一時憧れたこともありますが庶民の手には入りません・・みなさん、これからは十勝産のオムロックで知育しましょうよ!!知育も「地産地消」でいきましょう!
また我が家のカラマツフローリングの上でこのオムロックで遊ぶとまたなんともいい感じなんですよね・・
瀬上製材所さんどうもありがとうございました。
 

2010年2月8日

とんだ(飛んだ?!)珍客


節分前後に-20℃以下までシバレ、悲鳴を上げたと思ったら、今度は一転昨日今日はとっても温かくなりましたね。
昨日は水野建設さんの現場公開にまたしてもお邪魔してしまいました・・いつもすみません。カラマツ住宅を色々見せていただいて思うのは、同じカラマツを使っていても、その木によって見た目や品格などが違って「個性」があるということです。あと、入居後に見せていただくと、そのお宅がどのようにカラマツとつきあっているかによっても違って見えてくるような気がして不思議です。カラマツって生き物なのね・・と感じました。
昨日温かかったので、今冬のシバレですっかり室の中もシバレてしまったたため、昼間ふたを開けて温かい空気を入れておきました。夕方室のふたを閉めようと室に行ったら、なんと・・室の中に「鳥」が入っていました。名前はわかりませんが、朝この鳥の鳴き声はよく耳にします。夜になるとまた室の中がシバレてしまうのでふたをしなければ・・・だけど、鳥も外に出してあげないと・・と思って手を伸ばすと、奥のほうへ逃げてしまいました。仕方がないので、娘たちに室の奥のほうに行ってもらい、鳥を出口のほうに追い込んでもらい、やっと鳥は外に出て行きました。近所に野良猫がいるので、野良猫が入って住み着いても困るな・・と思いながらふたを開けていたのですが、まさか空を飛ぶ鳥が室の中に入るなんて・・
とんだ(飛んだ?!)珍客でした。チャンチャン。

2010年2月4日

寒中お見舞い申し上げます




お久しぶりです。
みなさん、お元気でしょうか?ぽんまが通信決してさぼっていたわけではなく、なんだかとっても忙しかったんです(言い訳?)。ごめんなさい・・


写真左:下の娘制作の鬼のお面をかぶせられたまが   り君     
写真右:あたたかくしてもらった外灯さん
 節分の昨日は最低気温が-20℃を下回り、最高気温でも-8℃という厳しい寒さになりましたね。今朝もそのくらいしシバレたんでないかなあ・・。このシバレのせいか、今年初めて家の中では木材がパキパキと音をたてています。去年は新築で木が動いていたせいかよく耳にしたのですが・・・室の方も去年は室の中までシバレルことはなかったのですが、今年はシバレルので室の中の野菜に直接毛布をかけて温かくしています。おかげさまで、今年もたっぷりと野菜を食べることができます。
 そして、今年は家の北西方面に塀を作ったので、ブリザードが吹き抜けるような夜でも去年より寒くありません。家に直接風が吹き付けると家の中まで冷やされるけれど、塀でワンクッションおくことで防ぐことができるということがわかりました。がんばって作った甲斐がありました。

 このシバレ厳しい中、保育所から帰った下の娘が玄関ポーチの外灯さんが寒そうでかわいそうだと言って、帽子とマフラーとジャンパーを着せてあげてました。夜、仕事から帰った両親は娘の子供らしい発想とやさしさにほのぼのとさせられました。

 さて、昨日の節分。節分というと毎年我が家では猫のまがり君が鬼役をさせられます。お面を無理やりかぶせられ、豆をぶつけられ、ぼーっとしているか、逃げ惑うかその年によってちがいます。今年はまがり君はぼーっとしていたのですが、下の娘がかわいそうだと言ってまがり君のかわりに鬼役を交代してくれました。「鬼は外!福は内!」
本当に鬼はいなくなってほしいし、福はたくさんいらしてほしいものですね。




2009年12月12日

雪が降りましたね。

雪の中の塀
今日雪が15cmほど降りました。子どもたちは大喜びで近所の公園にそり持参で遊びに行き、べちゃべちゃになって帰ってきました。子どもたちが遊んでいる中、母は黙々と家の周りの雪はねをしていました。今日の雪は重くて意外に重労働でした。

この写真では見えづらいですが、秋に作った外塀のてっぺんに父ちゃんが板金屋さんに頼んでガルバを貼ってもらいました。これで雨にも雪にも負けない塀になりました。板金屋さんがガタガタだった高さを直して下さり、よりかっこよくなりました。心配していた下からの雪の吹き込みは雪を少し盛ることで防ぐことができそうです。・・それにしても塀なのにちょっと完璧を求めすぎ?!と思うのは私だけでしょうか・・

ところで、先日水野建設さんから送られてきた「木と共に暮らす」を読んで思うところがあったので、ここに書かせていただきますね。

「家」というのは人間が一生の大部分を過ごす「居場所」ですよね。その「家」が病気の原因になってしまう「シックハウス症候群」が一時問題になり、その反省から低ホルムアルデヒドやF☆☆☆☆建材を使った住宅が推奨されるようになりました。だけど、その「低」は「ゼロ」ではなく、「F☆☆☆☆」もあくまでその時代の基準であり、絶対的なものではありません。現在はあまり「シックハウス」は騒がれなくなりましたが、人間の免疫力が下がっていたり、精神的にもろくなり「うつ」など精神疾患にかかる人が多くなったりしているのは、食べ物ばかりでなく、建材によるものもあるのではないだろうかと思うのです。

だからこそ、もっと「無垢材」が注目されてもいいと思います。「無垢材」といえば「値段が高い」と思われがちですが、庶民にも手の届くものもちゃんとあるのです。無垢材フローリングは一切接着剤も防腐剤も使いません。そして、十勝に住む私たちの身近にはカラマツやナラなどすばらしい木材がたくさんあります。外国から運ばれてくる防腐剤を含んだ木材を使う必要などないのです。

「家」を建てようとしている「建主」はもっと勉強が必要だし、建設する「施工業者」も自信をもって健康住宅を建てる知識と技術を発揮してすばらしい家を提案して施工していただきたいと思います。「建主」にとって施工業者とのおつきあいはそう長くはないかもしれないけれど、「家」とはほぼ一生のおつきあいになるのですから。

2009年11月10日

漬物作りました

軒先で大根を干す

11月3日 
さむーいシバレる朝、これからやってくる寒い冬に備えようと、少し暖かくなってから畑にある大根や白菜を収穫して「室」に入れようとしたら・・
大根は土から出た部分がかちんこちんに凍り、白菜の葉っぱはシャリシャリになっていました・・

凍った大根を漬物にしても大丈夫?と疑問に思い、お世話になっている農家のおばさんに電話をかけて聞いてみたところ「ぺたぺたになっておいしくないよ」とのこと。こんなにいきなりシバレることはおばさんの経験でもない・・と今年一年の天候不順を嘆いていました。シバレた大根と葉っぱは玄関土間に並べて徐々にシバレを抜いてから室に入れたらいいよと教えてくれたので、しばらく置いておきました。

そのおばさんが軽トラにシバレていない大根やサンテナいっぱいのほうれん草やらターサイ、ブロッコリー、ホッカイコガネ、長ネギなどなどを持ってきてくれて、うちの室は満腹状態。毎日たくさんの野菜を食べることができるので、とってもありがたいです。おばさん、いつもありがとう。


11月10日
おばさんに頂いた大根を写真のように軒下に一週間干して(軒下なので多少雨が降っても大丈夫)、「玄米麹漬け」にしてみました。おいしく漬かるといいなあ・・今年で4回目の挑戦なので(去年はまずまずの味でした)、そろそろ上手にできるかなあ。
他にも漬物上手の親戚のおばさんにレシピを教えていただいて甘酢漬けやらなまくら漬けやら作ってみました。
自家野菜で漬物作りというのは農家のおばさんなら当たり前のことなんだけど、私の憧れです。
いつか漬物上手なおばさんになるぞ!